2. 寒冷地でも植えっぱなしOK!日陰と寒さに強い多年草5選

2.1 西洋オダマキ[落葉]

うつむきがちに咲く芸術的でおしゃれな花「西洋オダマキ」

花の中心部が白、外側が紫色の、西洋オダマキ

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西洋オダマキは春の終わりから初夏にかけて、芸術的でおしゃれな花をうつむくように咲かせます。花だけでなく、繊細な切れ込みの入った美しい葉も魅力的。品種がとても多く、花色や咲き方のバリエーションが豊富です。

山野草のような楚々とした雰囲気で、ナチュラルガーデンや和モダンの庭によく合います。草丈が高いので、花壇の背景や主役におすすめです。

植え付け時は、太い根を傷つけないように注意しましょう。半日程度日が当たる場所に植えると、花つきがよくなります。

※参考価格:400円~600円前後(3号ポット苗)

2.2 ユキノシタ[常緑]

愛らしい葉のグランドカバー「ユキノシタ」

白い小花を咲かせている、ユキノシタ

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ユキノシタは春に小さな白い花を咲かせます。丸みを帯びた葉の葉脈上には白い斑が入り、おしゃれで愛らしい姿。雪の下でも緑色の葉をつけていることから名付けられたという説があるほど、寒さに強い多年草です。

草丈が低く、這うように成長するため、グランドカバーにおすすめ。花の時期は花茎が30~50cmほど伸びるので、他の植物との兼ね合いを考えてレイアウトしましょう。

暑さや強い直射日光に弱いので、寒冷地の日陰だからこそ育つ植物。水切れには注意が必要です。ランナーを伸ばして増えるため、広がりすぎてしまったら、抜き取りや間引きで管理してください。

※参考価格:300円~600円前後(3号ポット苗)

2.3 アジュガ[常緑]

シックでおしゃれな葉と愛らしい花「アジュガ」

青い小花を咲かせている、アジュガ。葉の色は赤や緑で、白い斑入り。

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春から初夏にかけて、紫やピンクの小さな花を穂状に咲かせるアジュガ。葉色はシックな雰囲気の濃い緑や褐色、明るい雰囲気の斑入り葉など、品種によって雰囲気が異なります。

地面を這うように成長するため、グランドカバーや花壇の縁取りにおすすめ。花や雪のない季節も、日陰の庭をおしゃれに演出してくれます。さまざまなテイストの庭に合わせやすい、ナチュラルな雰囲気も魅力です。

かなり日陰に強く、1日1~2時間だけ日の当たる場所や明るい日陰でも育ちます。乾燥に弱いため、水切れに注意してください。広がりすぎてしまったら、抜き取りや間引きで管理しましょう。

※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)