老後の生活設計において中心的な役割を果たす公的年金ですが、受給資格があっても自動的に支給が開始されるわけではないことをご存じでしょうか。
日本の公的支援制度は、原則として自己申告に基づく「申請主義」が採用されています。そのため、手続きを怠ると、受け取れるはずの権利を失ってしまう可能性があります。
特に、通常の老齢年金に加えて支給される給付金や、定年後も意欲的に働く方をサポートする雇用保険関連の手当は、セカンドライフの家計にとって大きな支えとなり得ます。
2025年に成立した年金制度改正法により、今後の受給環境も変わっていきます。初夏を迎え、これからの生活を考えるこの時期に、まずは「ご自身が今、申請できるお金」を正しく知ることが重要です。
この記事では、60歳代以降の方が知っておくべき、申請しないと受け取れない公的なお金を5つ厳選し、その支給要件や最新の給付額について、わかりやすく解説していきます。
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1. ふつうの年金以外にも!手続きしないと受け取れない公的給付とは
公的年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)は、私たちの暮らしを支える重要なセーフティーネットです。
しかし、支給要件を満たしたからといって、自動的に支給されるわけではありません。年金を受け取るには、「年金請求書」を提出し、請求手続きをおこなう必要があります。
国や自治体が提供する「手当」「給付金」「補助金」といった支援の多くも、受け取るためには申請手続きが不可欠です。
もし申請期限を守れなかったり、必要な添付書類が不足していたりすると、本来受け取れるはずのお金が減額されたり、最悪の場合受け取れなくなったりすることもあります。
公的な支援制度を必要な時に確実に利用するためには、ご自身がどのような支援の対象になるのかを理解し、手続きをきちんと進めることが大切です。
