2. 「標準的な夫婦」は約46万円の年金を受け取れる?
日本年金機構によると、2025年度における「厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)」は23万2784円となっています。年金は偶数月に2カ月分が振り込まれるため、「標準的な夫婦」は年金支給月に約46万円が振り込まれます(税引き前)。
なお、日本年金機構の資料によると、「標準的な夫婦」とは「平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準」を指します。
3. 老後資金を増やすには?夫婦共働きのメリットとは
夫婦共働きをできるだけ長く継続し、受け取れる年金額を増やせば、老後の経済的不安を軽減できます。公的年金の強みは、終身にわたって支給される点にあるためです。
厚生年金保険にできるだけ長く加入して働き、報酬を上げるための工夫を行いましょう。
厚生年金の平均受給額は、男子で16万6606円、女子で10万7200円でした。仮に夫婦で平均額を受給できる場合、月額の年金額は税引き前で約27万円です。基礎生活費は、十分にカバーできる金額といえるでしょう。