4. 正社員なら企業年金や退職金もプラスに!準備しておきたいポイント
企業年金や退職金など、資産形成につながる福利厚生は、対象者を正社員に限定しているケースが一般的です。つまり、正社員で長く働けば、企業年金や退職金といった福利厚生の恩恵を受けられる期待が持てます。
たとえば、夫婦でそれぞれ1000万円の企業年金または退職金を受け取れれば、2019年に話題になった「老後2000万円問題」をクリアできます。
福利厚生の充実具合は企業によって差があるものの、「できるだけ正社員で長く働く」ことが、老後生活に備えるうえで効果的といえるでしょう。もし勤務先に企業年金や退職金制度がない場合、福利厚生が充実している企業への転職も検討すべきでしょう。
5. 【まとめ】年金だけじゃ不安?老後の生活費に備えるためにできること
正社員の共働き期間を長くすれば、年金だけで老後の基礎生活費をカバーすることは十分に可能です。
年金で基礎生活費をカバーできれば、医療費や介護費を別途用意できたり、企業年金・退職金・預貯金などを娯楽費用に充てたりする余裕が生まれます。
共働きを継続すれば、企業年金や退職金だけで老後2000万円問題をクリアできる可能性があります。「どこで働くか」も、資産形成をするうえで重要である点を押さえておきましょう。
参考資料
柴田 充輝