2. 図解でチェック!【シニア世代】支出の見直しポイント3選

では、大切な資産を守るため、支出の見直しについてのチェックポイントを3つ紹介します。

70歳代・二人以上世帯の支出内訳の一例を表した図で確認していきましょう。

70歳代・二人以上世帯の支出内訳の一例

70歳代・二人以上世帯の支出内訳の一例

出所:筆者作成

2.1 ポイント①毎月の固定費は見直しが効く

「毎月」発生する住居費・光熱費・通信費・保険などの固定費は、いったん見直すと長期的な節約効果が得られます。

特に、不要なサブスク費や高額な生命保険料などは見直しの余地があります。

2.2 ポイント②不定期の出費が家計を圧迫する

「不定期」に発生する冠婚葬祭・家電の買い替え・医療費などの変動費は突発的に発生します。

これは、いわゆる「特別費」扱いとして予算に組み込まれていないと家計を大きく揺るがします。

「特別費」の月積立など、計画的な備えをしていくことが重要です。

2.3 ポイント③「毎月」の変動費は“ゆとりの指標”

「毎月」発生する娯楽費・交際費・旅行費などの変動費は、生活満足度に関わる支出です。

ここをゼロにする必要はありません。

“ゆとりの指標”も大切にしつつ、支出のバランスを見直すことで無理なく貯蓄を守ることができます。