2025年度の公的年金は昨年度より1.9%の引き上げが実施され、6月13日の支給より引き上げ後の金額が反映されます。
老後の生活を支える重要な収入源となる年金ですが、「年金だけで生活できるのだろうか」と不安を感じる人も少なくありません。
この記事では、今年度の年金引き上げの詳細や現在の厚生年金の平均月額について解説します。
後半では、高齢者夫婦世帯における家計の収支についても紹介しますので、老後資金の準備を考える際の参考にしてください。
1. 【厚生年金と国民年金】今年度は約2%の引き上げ
国民皆年金の制度が採用されている日本では、原則65歳になると公的年金を受給できるようになります。
この年金額は毎年物価の変動などに応じて見直しが行われており、2025年度については1.9%の引き上げが行われることが決まっています。