7. 【いまのシニアの年金額】80歳代「厚生年金と国民年金」の平均月額はいくら?
では、80歳代の各年齢の年金月額はどうなのか、見ていきましょう。
7.1 【厚生年金一覧表】80歳代の平均月額《1歳刻みで見る》80〜89歳
- 80歳:厚生年金15万1580円
- 81歳:厚生年金15万3834円
- 82歳:厚生年金15万6103円
- 83歳:厚生年金15万8631円
- 84歳:厚生年金16万59円
- 85歳:厚生年金16万1684円
- 86歳:厚生年金16万1870円
- 87歳:厚生年金16万2514円
- 88歳:厚生年金16万3198円
- 89歳:厚生年金16万2841円
7.2 【国民年金一覧表】80歳代の平均月額《1歳刻みで見る》80〜89歳
- 80歳:国民年金5万6736円
- 81歳:国民年金5万6487円
- 82歳:国民年金5万6351円
- 83歳:国民年金5万8112円
- 84歳:国民年金5万7879円
- 85歳:国民年金5万7693円
- 86歳:国民年金5万7685円
- 87歳:国民年金5万7244円
- 88歳:国民年金5万7076円
- 89歳:国民年金5万6796円
80歳代の平均受給額は、厚生年金は15万円~16万円台。国民年金5万6000円~8000円台です。
いずれの年代においても、平均月額に大きな年齢差はありませんでした。
しかし、これはあくまでも平均的な数値です。実際に受け取る年金額は、現役時代の年金加入状況によって個人差が生じるので注意が必要です。
ご自身が老後にいくら年金がもらえるか、見込みの金額を知るには「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を利用するのもよいでしょう。
8. 老後生活を支える「柱」を増やす努力を
今回は、老後生活における収入の柱である「年金制度」について、冒頭でその概要についてご説明していきました。
受け取れる年金額は現役時代の働き方や収入によって異なることから、国民年金を中心に加入していたか、厚生年金を中心に加入していたかに分けてご紹介していきました。
ご自身がどのパターンに近いかをぜひ一度確認してみてくださいね。
2025年度は、前年度と比べると年金受給額は少し増えていますが、ここ最近の物価上昇を考えると十分な上がり幅とはいえません。
年金は老後生活の一つの柱であることは間違いありませんが、柱は多いに越したことはありません。
年金だけに頼らない老後資金の準備が求められているといえるでしょう。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「ねんきんネット」とは?
荻野 樹