3. 【最新】生活保護の新規申請件数は前年同月比4%増加
2025年6月4日、厚生労働省は2025年3月分の生活保護の被保護者調査結果を公表しました。
これによると、被保護実人員数・非保護実世帯数はともに前年同月比で減少。一方で、新規申請件数と保護開始世帯数は増加しています。
・被保護実人員数:200万90人
→ 前年同月比 1万8592人減(0.9%減)
・被保護実世帯数:164万7346世帯
→ 前年同月比 3038世帯減(0.2%減)
・保護の申請件数:2万2484件
→ 前年同月比 867件増(4.0%増)
・保護開始世帯数:2万395世帯
→ 前年同月比 1062世帯増(5.5%増)
4. まとめにかえて
生活保護は、生活に困窮している人が最低限度の生活を送れるように支援する制度です。働けない状況にある人にとってメリットのある制度ですが、受給するにあたって注意したい点もあります。
また、受給中にケースワーカーの自宅訪問を拒んだり、保護費を借入金の返済に充てたりすると、注意を受けたり支給停止になったりする可能性もあります。
生活保護を受給している間は、保護費を適正に利用し、将来的に自立できるよう努力する姿勢が求められます。
参考資料
木内 菜穂子