テレビをはじめとした、コスパにすぐれた家電を多く展開しているハイセンス。日本法人創立から15周年を迎える今年は、日本ユーザーの声を反映した生活家電の投入を予定しています。
2025年4月15日に開催されたハイセンスジャパン株式会社のメディア内覧会の情報をもとに、注目ポイントを解説します。
1. 【ハイセンス/2025年の新製品】ハイセンスはどんなメーカー?
ハイセンスグループは、1969年に中国・青島で設立したグローバル企業で、24年度の売上は約4.5兆円に達しています。日本法人の設立は2010年で、今年15周年を迎えます。
国内で存在感を示しているのが、テレビ市場です。単体でシェア3位、グループ(18年にTVS REGZAを買収)でシェア1位を獲得するなど、急速に支持を広げています。
人気の秘密は、コスパの良さです。グループ傘下のTVS REGZA由来の日本基準品質、そして世界規模のスケールメリットを武器に、国内メーカーに対抗しています。
2. 【ハイセンス/2025年の新製品】日本市場特化の生活家電を投入
ハイセンスは、グローバル市場において、生活家電でも高いシェアを誇っています。ただ日本市場では規格や住環境の違いもあり、テレビほどの存在感は示せていませんでした。
そこで、25年はコスパだけでなく、日本のユーザーの声をしっかり商品に反映させることで、市場の拡大を図る方針を掲げています。
同グループは国内にR&Dセンターがあり、ユーザーサポートも全国に約300拠点を構えています。4月15日のメディア内覧会で、日本法人代表の張喜峰社長は、こうした体制を強みとして、生活家電市場の成長に自信を見せました。