3. 【ハイセンス/2025年の新製品】冷蔵庫に日本市場ならではの価値を提供
今回のメディア内覧会で発表されたのは、同社として初めて展開する450Lクラスの5ドア冷凍冷蔵庫です。国内のR&Dセンターが開発しており、日本の住環境にフィットするような配慮がされているのが特徴です。
ラインナップは以下の2シリーズ4モデルで、5月中旬に発売します。
価格はオープンで希望小売価格は、除菌・脱臭機能やスマホアプリによる操作や食材管理ができる「HR-DCH450K」が19万円前後、スタンダードモデルの「HR-DC450K」が17万円前後)です。
3.1 壁にぴたっとつけられる独自機構
最大の特徴は、独自機構による省スペース設計です。通常冷蔵庫のドアは開くと側面に幅ができるため、壁との間にスペースを設ける必要がありますが、側面の壁にぴたっと寄せることができる「ぴたよせドア」を採用することで、この問題を解消しました。
3.2 底面排熱で設置の自由度がアップ
また、同社が海外で展開しているビルトイン冷蔵庫の技術を応用し、底面排熱も取り入れました。これにより、背面は0mm、側面は3mmの隙間で設置できるようなり、狭いキッチンでも十分な庫内容量を確保することができます。
3.3 高品位のデザイン
本シリーズはデザインと機能においても、満足度の高いものに仕上げています。まず、ドアパネルにはヘアーラインが美しいデザインを採用。フラットな鋼板ドアや金属製のダクトカバーなど、上質感にこだわっています。
3.4 進化した除菌&脱臭機能
除菌&脱臭には、付着金だけでなく浮遊菌も99%以上抑制する「HI-NANO α」を搭載し、イオンの力で庫内を清潔に保ちます。チルド室は用途に合わせて、微氷結とチルドを切り替えられるなど、使い勝手も優れています。
このほか、みずみずしさをキープできるうるおい野菜室やアルミトレー付きの急速冷凍、最短80分の自動製氷など、国産メーカーに劣らない多彩な機能からは、日本市場に対する本気度が感じられます。
4. 【ハイセンス/2025年の新製品】ブランディングも強化
ハイセンスはグローバルでFIFAワールドカップの公式パートナーを務めていますが、国内でもブランディング戦略を加速しています。
横浜DeNAベイスターズとスポンサーシップを締結しているほか、4月30日からはブランドアンバサダーである横浜流星さんを起用したTVCMの放映を開始しています。
認知度と商品ラインナップを拡大していくことで、テレビ同様にじわじわと市場シェアを伸ばしていく可能性は大いにありそうです。
参考資料
大蔵 大輔