2. 日本の平均年収は30年間「400万円台」のまま

国税庁が公表している「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、日本全体の平均給与は459万5000円でした。


遡って平均年収を見てみると、30年前となる1993年の平均年収は452万円となっています。

過去30年で最も高い平均年収は1997年の467万3000円となっており、ここに到達していないことがわかります。

物価高に加えて、消費税や社会保険料の負担も増加していることから、30年前よりも生活にゆとりのない世帯が増えているかもしれません。

現在は非正規雇用者が増えたことも見過ごせないポイントです。

正社員と非正社員別にみると、平均年収は以下のような違いが見られます。

2.1 正社員と正社員以外の平均年収

  • 正社員(全体):530万3000円
  • 正社員以外(全体):201万9000円

男女別では以下のとおりです。

  • 正社員(男性):593万6000円
  • 正社員以外(男性):268万5000円
  • 正社員(女性):412万8000円
  • 正社員以外(女性):169万1000円

では、年代別にはどれほどの違いがあるのでしょうか。