5. 生命保険の活用も検討、保険金がすぐに受け取れるサービスも

相続時において、家族や親族のお金の負担を軽減するために、生命保険で死後の整理資金を準備しておく方法もあります。

一般的に、死亡保険金は数日内に振り込まれます。保険会社によっては即日支払いのサービスを提供していることもあるので、保険を活用する場合は保険会社のサービスも確認しておくとよいでしょう。

生命保険はお金を残したい人に残せるのもメリットです。死後のさまざまな手続きを円滑に進めてくれる人を指定して、その方に残しておくのもひとつの方法です。

ただし、生命保険は年齢が高い方、持病がある方は加入することができません。相続にまつわる問題に関しては、早めに備えをしておくことが肝心です。

6. まとめにかえて

銀行での相続手続きはマニュアル化されているため、準備すべき書類などは、すぐに教えてもらえます。電話やWEBでやりとりをおこなうことも可能です。手続き自体は比較的簡単なのですが、必要書類を揃えることに労力を割くことになるでしょう。

残された親族は悲しみのなか、このような手続きをいくつかおこなうことになります。相続は何度も経験するわけではありませんから、相続時のハンドブックなどを入手して、やるべきことをひとつひとつ片づけていきましょう。

相続が発生すると、自分自身の場合に置き換えて考える方もいらっしゃいます。後のことは万事よろしく頼むという考えもありますが、できる範囲内で準備しておけば遺された方の心配や負担も少なくなります。

相続に資産の多い少ないは関係ないので、機会があれば考えてみることをおすすめします。

参考資料