3. 先取り貯蓄」の実践方法
「収入-貯蓄=支出」の考え方で生活をする「先取り貯蓄」ですが、具体的な実践方法をみていきましょう。
3.1 生活費用の口座と貯める口座の分離
給料などの収入が振り込まれる給与口座と貯める口座は使い分けすることで、安定的にお金を貯めることができます。日々の生活費は給与口座から使うなどして、生活費用の口座と貯める口座を分けることがポイントです。
3.2 自動振替設定の活用
給与口座に自動振替を設定する際は、
- 振替先:貯める口座を選ぶ
- 金額:毎月〇〇円(目標額を設定します)
- 振替日:給料日、またはその翌日がおすすめ
毎月いくら貯めるかの目標額は生活に困らない範囲内で設定しましょう。
4. 「先取り貯蓄」で将来の安心感を
今回は「先取り貯蓄」でお金を貯めるポイントを紹介しました。
まとめはこちら
- 計画的に貯めるなら「先取り貯蓄」
- 生活費用の口座と貯める口座を分ける
- 自動振替設定の活用
将来の安心感を得るためにも今日から始める一歩として「先取り貯蓄」をぜひはじめてみましょう。
参考資料
村岸 理美
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社。生命保険・損害保険の営業を経て、社内教育部署にて教材制作や研修の企画・運営に携わる。退職後は独立系ファイナンシャルプランナーとして、個別商品の勧誘はせず公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計に対応。マネースクール講師としても活動し、社会保障制度、リタイアメントマネジメント、家計管理、資産運用などお金に関する幅広い分野に強みを持つ。現在も「お金の先生」であるJ-FLEC(金融教育推進機構)認定アドバイザーとして、学校や企業に出張授業で金融教育の普及に取り組んでいる。
2025年に株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチに入社。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMOマネー編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、保険などを中心に企画・執筆・編集・監修を行う。(2025年5月30日更新)