3. 【年金】標準的な年収だった人は6月に「32万7000円」も支給される?
標準的な夫婦の年金は23万2784円でした。
この内訳は、夫婦の老齢基礎年金(満額)と夫の厚生年金です。厚生年金部分を算出してみましょう。
23万2784円ー(6万9308円×2人分)=9万4168円
これが、平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)で40年間就業した場合にもらえる純粋な厚生年金月額ということです。
老齢基礎年金と合わせると、「16万3476円」になります。
この2ヶ月分が6月13日に支給されるため、合計は約32万7000円になるということです。
厚生労働省による「標準的な給与をもらっているモデルケース」を想定した試算とのことですが、これは「2ヵ月分」であることに注意が必要です。
また多くの場合、老齢年金からは各種税金・社会保険料が天引きされます。天引き内容や実際に振り込まれる金額は、6月に送付される「年金振込通知書」などで確認しましょう。
年金から天引きされる税や社会保険料が記載される「年金振込通知書」
次は、今のシニア世代が実際に受け取った年金額についても見ていきます。