4. 【積立額1〜12万円】50歳から65歳までに「2000万円」作るためには?

次に、「15年間で2000万円を目指す場合に毎月いくら積み立てる必要があるか」についてシミュレーションを行います。

前提条件は、「想定利回り3%の投資信託に投資する」とします。

【新NISA】積立金額別「想定利回り3%」積立投資シミュレーション結果

【新NISA】積立金額別「運用利回り3%」積立投資シミュレーション結果

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」をもとにLIMO編集部作成

4.1 【シミュレーション結果】50歳から65歳までに「2000万円」は作れるのか

積立投資のポイントは時間を味方につけて「複利の効果」を得ること

積立投資のポイントは時間を味方につけて「複利の効果」を得ること

出所:William Potter/shutterstock.com

毎月の積立金額:資産評価額

  • 1万円:227万円
  • 3万円:680万9000円
  • 6万円:1361万8000円
  • 9万円:2042万8000円
  • 12万円:2723万7000円

※想定利回り:年3%

運用利回りを年3%と仮定して15年間積み立てた場合、毎月6万円の積立では約1361万8000円となります。

一方、毎月9万円積み立てると、2000万円以上の資産を形成できることが分かりました。

ただし、収入状況によっては毎月9万円の積立は決して少額とは言えません。

また、利回りが3%を下回るリスクもあるため、必ずしも2000万円に到達する保証はありません。

老後資金を目的とした積立投資は、早めに始めるほど有利です。

長期間の積立投資により、利益を再投資する複利効果が期待できるため、資産形成を目指す場合はできるだけ早く始めることが重要と言えるでしょう。