年金制度と聞いても、「実際にいくらもらえるの?」「月20万円もらえる人ってどれくらい?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
この記事では、公的年金の基本や平均年金額を一覧で紹介しながら、老後資金に不安がある人に向けて、年金額を増やす具体的な方法もわかりやすく解説します。
1. 「公的年金」ってなに?制度と平均受給額をわかりやすく解説
公的年金は、2025年4月分から支給額が引き上げられました。
とはいえ、「公的年金制度そのものがよく分からない」という方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、まず最初に公的年金制度の基本について、簡単に紹介します。
国民年金は「1階部分」と位置づけられ、日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が、原則として加入する仕組みです。
保険料は一律で、40年間未納なく納めれば、老後に満額の年金を受け取ることができます。
これに対し、「2階部分」とされるのが厚生年金です。
こちらは会社員や公務員などが対象で、国民年金に上乗せして加入します。
保険料は収入に応じて決まり、納付期間や保険料の額によって将来の年金額が異なります。
では、実際に毎月どれくらいの年金を受け取っているのでしょうか。