2025年5月16日に公表された総務省「2024年(令和6年)家計調査/ 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 詳細結果表(8-5表)」によれば、70歳以上の平均的な年間収入は427万円・平均貯蓄額は2441万円でした(世帯主の平均年齢は 77.5歳)。

老後への不安や昨今の物価高もあり、長く働き続ける人もいますが、70歳以降は働き続けるのか考える方もいるでしょう。

今回は70歳以上の就業率と、その貯蓄額や生活費についても確認していきます。

1. 70歳代で働く人の割合は?

内閣府が公開している「令和5年版高齢社会白書(全体版)」によると、70歳代の就業率は以下のとおりでした。

  • 70〜74歳:33.5%
  • 75歳以上:11.0%

60〜64歳が73.0%、65〜69歳が50.8%ですが、70歳代前半でもおよそ3人に1人が働いています。

70歳以上の就業率は基本的に2012年から2022年まで右肩上がりに増え続けています。

70歳代でも体力に自信があれば働き続けることは可能でしょう。

ただし、いつまで働けるかはわからないので、貯蓄も大切になってきます。