4. 現役時代から知っておきたい年金受給額を増やす方法
老後の年金を少しでも増やしたいという方は、現役時代から以下の工夫をするとよいでしょう。
4.1 国民年金のみの方
- 付加年金に入る(国民年金基金と併用不可)
- 国民年金基金に入る(付加年金と併用不可)
- 対象期間であれば未納分を追納する
- 厚生年金に加入する働き方を検討する
また、厚生年金にも加入している方は上限がありますが、収入を増やして将来の年金額を増やすのも一つです。
60歳以降も公的年金に加入したり、年金を繰下げ受給したりすることで増やすことも可能です。
ただし、条件があったり、どの制度を活用すればいいのかや、繰下げ受給は本当に得かなど個人によって異なるので、まずは制度について調べることから始めるとよいでしょう。
また、公的年金以外でも、預貯金や資産運用などで老後に備えられるよう、まずは情報収集からはじめてくださいね。
参考資料
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事。ライフプランにあわせた資産運用の提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、中学・高校社会科(公民)教員免許保有。3児のひとり親で、趣味は音楽鑑賞と読書(2025年3月16日更新)