4. 【福祉関連】申請しないともらえないシニアが対象のお金2選

では最後に、「福祉」に関連する制度の中で、申請によって受け取ることができるお金についても見ていきましょう。

4.1 補聴器の一部助成

自治体によっては、シニア向けに補聴器購入費用の一部を助成する制度を設けています。

一例として、春日井市では、一定の条件を満たす場合に補聴器購入費の50%が助成される制度があります(支給には上限額あり)。

自治体ごとに支給の条件や制度内容が異なるため、詳細についてはお住まいの自治体の公式ウェブサイトを確認し、要件や支援内容を調べることをおすすめします。

4.2 交通費の補助

いくつかの自治体では、高齢者の移動をサポートするため、交通費の補助制度を提供しています。

たとえば市川市では、健康維持や外出の促進を目的に75歳以上の高齢者に対して、市内のバスやタクシーを利用できるチケットが支給されています。

また、名古屋市では、65歳以上の市民を対象に、市バスや地下鉄の利用が無料になる「敬老パス」を配布しています。

5. 申請しないともらえないので注意!制度の要件を見直してみよう

本記事では、シニアが対象の申請をしないともらえないお金について紹介していきました。

記事で取り上げた支援制度には申請が必要なものが多いため、要件に該当する場合は、申請方法を確認し、手続きを行いましょう。

また、今回紹介した支援制度は一部に過ぎず、実際には他にも多くの給付制度が存在するため、ご自身の家庭の状況に応じた支援があるかどうか、再度確認してみることをおすすめします。

参考資料

和田 直子