1.1 【50歳代・二人以上世帯】貯蓄ゼロ世帯は「29.2%」

金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」によると、50歳代・二人以上世帯の貯蓄ゼロ世帯の割合は全体の29.2%を占める結果となりました。

50歳代・二人以上世帯の金融資産保有額

50歳代・二人以上世帯の金融資産保有額

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」をもとにLIMO編集部作成

  • 金融資産非保有:29.2%
  • 100万円未満:8.7%
  • 100~200万円未満:5.9%
  • 200~300万円未満:5.1%
  • 300~400万円未満:3.7%
  • 400~500万円未満:3.2%
  • 500~700万円未満:6.3%
  • 700~1000万円未満:5.8%
  • 1000~1500万円未満:7.6%
  • 1500~2000万円未満:3.8%
  • 2000~3000万円未満:6.3%
  • 3000万円以上:10.7%
  • 無回答:3.8%

1.2 【50歳代・単身世帯】貯蓄ゼロ世帯は「40.2%」

続いて、金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」によると、50歳代・単身世帯の貯蓄ゼロ世帯の割合は全体の40.2%となっています。

50歳代・単身世帯の金融資産保有額

50歳代・単身世帯の金融資産保有額

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」をもとにLIMO編集部作成

  • 金融資産非保有:40.2%
  • 100万円未満:13.1%
  • 100~200万円未満:4.1%
  • 200~300万円未満:2.7%
  • 300~400万円未満:3.8%
  • 400~500万円未満:1.9%
  • 500~700万円未満:3.3%
  • 700~1000万円未満:3.8%
  • 1000~1500万円未満:5.5%
  • 1500~2000万円未満:3.3%
  • 2000~3000万円未満:3.8%
  • 3000万円以上:11.2%
  • 無回答:3.3%

二人以上の世帯・単身世帯のいずれにおいても、金融資産をまったく保有していない「貯蓄ゼロ世帯」が多く見られ、二人以上の世帯ではおよそ3割、単身世帯では約4割にのぼります。

一方で、老後資金の目標の一つとされる「2000万円以上の貯蓄」がある世帯は、全体のわずか1割程度にとどまっています。

上記の結果から、50歳代時点で貯蓄がない世帯は、2000万円以上の資産を保有している世帯を大きく上回っており、経済的な格差がますます拡大している実態がみてとれます。