日本証券業協会が2025年5月25日に公表した「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査(調査結果概要)」によると、新NISA利用者の個人年収の割合において、年収「300万円未満」が39.7%ともっとも高く、「300万円~500万円未満」が27.7%となっていることがわかりました。
年収が高い方だけでなく、幅広い年収帯で新NISAを活用した資産運用を行う方が増えているようです。
では、50歳から「毎月5万円」積立投資を行った場合、65歳までに資産はどれくらいになるのでしょうか。
金融庁のつみたてシミュレーターを用いて、運用利回り別にシミュレーションしていきます。
また、新NISAを活用する「メリット」や特徴についても解説しますので、資産運用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1. 新NISAを活用する「メリット」とは?特徴も解説!
NISA(ニーサ)は資産形成を支援する制度で、2014年に導入されました。
2024年には、しくみが改良され「新NISA」としてスタートしています。
新NISAの主なメリットは、運用で得た利益が非課税になることです。
通常、投資で得た利益や配当金に対して20.315%の税金がかかります。
しかし、新NISAを活用すると利益に対する税金が非課税となるため、新NISAを活用しない場合と比べ手取り額が多くなるメリットが得られます。
ただし、新NISAには投資できる金額や対象商品に制限があるため、活用を検討する際は特徴を把握しておくことが大切です。