2.3 住宅改修給付
高齢者が自宅のバリアフリー工事などをした際の費用を支援する制度が用意されている自治体もあります。これは、自宅の改修により、転倒予防など、高齢者の生活の質を確保することを目的としています。
一例として、東京都港区では「高齢者自立支援住宅改修給付」という名称で、65歳以上の区民を対象として給付金が用意されています。
該当者が自立であるか、要介護・要支援であるかにより、対象となるバリアフリー工事の内容や給付金額が異なります。給付を受けるためには申込みが必要となるため、工事の計画を立てるタイミングで自治体に相談をしてみましょう。
3. おわりに
今回は、申請することにより受け取ることができる給付金や手当、補助金についてご紹介しました。これらの制度は、申請しなければ受給できません。
また、給付金額や受給条件は年度や地域によって変更される可能性があるため、詳細は必ず各窓口に確認するようにしましょう。
自分自身で対象となる制度を把握し、正しく申請を行うことで、家計の負担を軽減し、より豊かな生活を目指してください。不明な点がある場合は、お住まいの自治体の窓口や専門家に相談することをおすすめします。
※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。
参考資料
- 総務省「消費者物価指数(2025年3月)」
- 厚生労働省「第10章 高年齢雇用継続給付について」
- 筑西市「筑西市シニア世代スマートフォン購入補助金のお知らせ」
- 中央区「おとしより介護応援手当支給のしおり」
- 港区「港区高齢者自立支援住宅改修給付」
斎藤 彩菜