もうすぐGWとなり、帰省を控える方もいるでしょう。高齢者世帯の場合、子どもや孫と過ごす中で出費が膨らむこともあります。

年金暮らしに入ったシニア世帯にとって、年金は2ヶ月に1度だけの支給となるので、やりくりが必要になるかもしれません。

年金としてどれほどの収入が得られるのか気になりますよね。

また、年金は額面通りもらえるということはなく、天引きされた手取り額は少なくなることが一般的です。

どのような税金や社会保険料が天引きされるのでしょうか。

また天引きを止めることが可能なのかどうかについて、確認していきます。

1. 「厚生年金や国民年金」今のシニアはいくらもらっている?

まずは厚生労働省の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、国民年金と厚生年金の平均的な受給額を確認してみましょう。

※これらは天引き前の「額面」となります。

1.1 厚生年金の平均支給額(2023年度末時点)

  • 〈全体〉平均年金月額:14万6429円
  • 〈男性〉平均年金月額:16万6606円
  • 〈女性〉平均年金月額:10万7200円

※国民年金部分を含む