2. 【2025年度】後期高齢者医療制度の保険料率は2024年度と同じ
2025年度の後期高齢者医療制度の保険料率は、2024年度と同じで変更ありません。
ここでは、2025年4月1日に厚生労働省より公表された「令和6年度からの後期高齢者医療制度の保険料について」のデータをもとに、2025年度の平均保険料額を見ていきましょう。
2.1 2025年度の後期高齢者医療制度の保険料額
2025年度の後期高齢者医療制度の保険料率は、下記のとおりです。
【2025年度】
被保険者一人当たり平均保険料額
- 全国平均:月額7192円の見込み
- 被保険者均等割額(年額):5万389円
- 被保険者均等割額(月額):4199円
- 所得割額:10.21%
- 平均保険料額(年額):8万6306円
- 平均保険料額(月額):7192円
被保険者均等割額(年額)と被保険者均等割額(月額)は、2024年度と同額です。
保険料は、被保険者全員が負担する均等割と、所得に応じて負担する所得割で構成されています。
【平均保険料額(年額)の推移】
- 2022・2023年度:6575円
- 2024年度:7082円
- 2025年度:7192円
高齢者の医療費が増えているため、保険料も上昇傾向です。
2.2 後期高齢者医療制度の保険料額の注意点
75歳以上の高齢者の主な収入源は年金ですが、同じ年金額でも、住んでいる都道府県によって保険料は異なります。
ただし、所得に応じた軽減措置があり、課税状況や年金額によって軽減の幅は決まります。
一定の条件を満たす場合、所得割額が免除されることがあるため、各自治体の公式情報をご確認ください。
次の章では、後期高齢者医療制度の保険料を、都道府県のランキング形式で紹介します。