3. 種まきした植物を大きく育てる6つのコツ
3.1 清潔な用土を使う
古い土や庭土には病原菌や虫の卵が潜んでいることがあるので、種まきには清潔な種まき用土や、肥料の入っていない新しい培養土を使うのがオススメ。水はけがよく、ほどよい保水性がある土を選びましょう。
3.2 種が重ならないようにまく
小さな種はつい多くまいてしまいがち。しかし種をまきすぎると、発芽後に苗が重なって蒸れやすくなり、生長が遅れる原因になります。発芽後のスペースも考えて、種の間隔を少し空けてまくことが大切です。
3.3 覆土は種の大きさの2〜3倍が目安
種の上にかぶせる覆土の基本は種類によって異なりますが、「種の大きさの2〜3倍」が目安。細かい種はごく薄く覆うか、覆土なしで軽く押さえるだけでも大丈夫です。
3.4 乾燥させないように注意する
発芽するまでの間は土の表面が乾かないように管理しましょう。強い水流で種が流れないように、霧吹きやジョウロのハス口を使い、優しく水を与えます。
3.5 直射日光と風に注意
発芽したばかりの苗はデリケートなので、日光や風にも注意が必要です。直射日光が当たると苗が焼け、風にあおられると倒れてしまうことも。苗がしっかり育つまでは、強い日差しや風を避けられる場所がオススメです。
3.6 本葉が出たら間引きや植え替えをする
本葉が2〜3枚出てきたら弱い苗や密集している部分を間引きして、元気な苗に十分な光や栄養が行き渡るようにします。植え替えは本葉が3~4枚になったら、根や茎を傷つけないように注意し、土ごとそっと移動させましょう。
4. 種まきから始めるローコストガーデニング
春は種まきのベストシーズン。小さな種から芽が出て花を咲かせるまでの過程は、日々の暮らしに楽しみを与えてくれます。しかもコストも抑えられて、お財布にも優しいのがうれしいところ。
丈夫で育てやすい花を選べば、初心者でも手軽に挑戦できます。お気に入りの花を選んで、種まきからカワイイ花を咲かせるまでの醍醐味を体験してみませんか。