3. 貯蓄を増やす対策3選
貯蓄を増やす対策を3つ紹介します。
貯蓄額が増えれば、老後への安心感も増すでしょう。
それぞれの詳細を確認します。
3.1 老後に必要なお金を計算する
まずは、老後に必要なお金を計算しましょう。
生活費用の補填のほか、以下のような大きな出費を考慮して計算するのがおすすめです。
- 住宅のリフォーム
- 旅行
- 子どもや孫への祝い金
- 介護費用 など
老後に必要なお金がわかれば、今いくら足りていなくて、いつまでにどれくらい貯蓄をつくればいいのかわかります。
そのあとは先取り貯金などを実践して、目標に向けて貯蓄額を着実に増やしていきましょう。
3.2 NISAやiDeCoといった制度を活用する
貯蓄額を増やすためには、NISAやiDeCoといった制度の活用も検討するとよいでしょう。
いずれも通常は利益に約2割かかる税金が非課税となり、税制に関する優遇措置を受けられます。
また、iDeCoは掛け金を全額所得控除できるので、貯蓄を増やすだけではなく節税対策としても効果を発揮するケースがあります。
NISAはいつでも資金を引き出せるのが特徴で、急な支出にも対応可能です。
ただし、資産運用にはリスクが伴います。
いきなりはじめるのではなく、まずは情報収集から始めてみるとよいでしょう。
3.3 持ち家の人は住宅ローンを見直す
住宅ローンは融資額が大きいので、金利が1％違うだけで返済額に大きな差が出ます。
もし金利を減らせられたら、その分手元に残るお金は増えるので貯蓄額の増加につながるでしょう。
一般的に、ローン残高が1000万円以上あったり、金利差が1%以上あったりなどでは借り換えを検討してもいいタイミングだといわれています。ただまずは情報収集などからはじめましょう。
4. まとめにかえて
老後資金を増やすためには、ご紹介した他に長く働き続けるという方法もあります。
望むセカンドライフの過ごし方にもよりますが、いまは多様な働き方や職種もありますので、老後にできる仕事についても考えてみるといいでしょう。
これからはじまるゴールデンウィークは、お金にまつわる情報収集をしたり、キャリアやライフプランを考えるのにもよい機会です。
これを機にお金について考えてみてくださいね。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査報告（貯蓄・負債編）2023年（令和5年）平均結果の概要（二人以上の世帯）」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編2024年（令和6年）平均結果の概要」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
宮野 茉莉子
