3. 65歳以上も働き続けるという選択も
貯蓄にやや不安があるという世帯は、65歳以上も働き続けるという選択を残しておいてもいいかもしれません。
内閣府の「令和6年版高齢社会白書 1 就業・所得」によると、65歳以上の就業者数は20年連続で前年を上回っています。
平成25年と比較して65~69歳の就業率は13.3ポイント増えています。
65歳以上でも働ける仕事にはさまざまな種類がありますが、たとえば以下のようなものがあります。
- 警備
- 清掃
- 事務
- 軽作業 など
65歳以上で働ける仕事について情報を集めるのも一つでしょう。
4. まとめにかえて
老後資金を貯める主な選択肢は2つあり、「働くことで仕事による収入を得る」こと、そして「お金に働いてもらい収入を得る」という方法もあります。
お金に働いてもらうのは資産運用なので、リスクがあります。
ただいつまで働けるかは、誰しもわかないためこれもまたリスクの一つでしょう。
資産運用については、知識や情報収集が必要であり、また自身のリスク許容度内で納得のいく運用をする必要があります。また、リスクもハイリスクからローリスクな金融商品や投資方法などさまざまです。
一度情報収集をしてみるのも一つでしょう。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)2023年(令和5年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 内閣府「令和6年版高齢社会白書 1 就業・所得」
宮野 茉莉子