2.3 クロコスミア(ヒメヒオウギスイセン)
夏にひときわ目をひくエキゾチック花を咲かせるクロコスミア。朱色や黄色、オレンジなど花の色が明るいので、存在感がある花を植えたいときにおすすめです。夏空に映える花姿にきっと元気がもらえますよ。
冬は休眠する春植え球根ですが、霜が降りない地域では植えっぱなしでも大丈夫。日当たりの良い場所から明るめの半日陰まで幅広い環境になじみ、痩せ地や荒れ地など土質もあまり選ばないのもクロコスミアの魅力です。
増えすぎてしまったら、適宜抜き取りや切り戻しを行いながら管理しましょう。また、毒性があるため、小さなお子さんやペットが口にしないように注意が必要です。
※参考価格:50円~100円前後(球根1球)
地域によっては栽培が禁止されている可能性があります。お住まいの地域の条例を確認してから栽培してください。
3. まとめにかえて
丈夫で育てやすい植物は、忙しい人やガーデニング初心者さんの強い味方。日当たりや風通しなどの環境が合えばしっかりと根を張り、毎年キレイな花姿で楽しませてくれますよ。
開花時期が違う植物をいくつか植えておけば、四季折々の花が咲く庭を作ることだって可能です。ぜひお庭の環境に適した植物をお迎えし、季節の花が楽しめるお庭を作ってくださいね。
LIMOガーデニング部
執筆者
樹木医の鈴森真樹を中心としたメンバーで構成する、株式会社モニクルリサーチ運営の『LIMO(リーモ)〜くらしとお金の経済メディア〜』のガーデニング企画担当チームです。
季節の寄せ植えや、初心者でも育てやすい多年草・宿根草、季節を彩る一年草など草花の情報から、室内で1鉢から楽しめる観葉植物や多肉植物のこと、ベランダ栽培もできるハーブや野菜などの家庭菜園企画まで、幅広いガーデニング情報をお届けしています。
メンバーは、プライベートでもベランダガーデニングや家庭菜園、観葉植物の栽培などをそれぞれのペースで楽しんでいます(最新更新日:2025年4月23日)。
監修者
LIMO編集部
ライター/樹木医/1級造園施工管理技士
日本大学生物資源科学部を卒業後、同大学院にて外来植物について研究し、修士号を取得。在学中に参加していた、自然環境保全活動を行うNPO法人のインターンシップでは、都市公園での植生管理や環境教育などの活動を3年間経験した。
大学院卒業後はテーマパークの植栽管理業務に7年間従事。たくさんの個性豊かな植物のメンテナンスに携わった。樹木医、1級造園施工管理技士保有。
その後フリーランスライターを経て、現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO」でガーデニングやアウトドアに関する記事を執筆。自身の経験と知識をもとに、わかりやすい記事の執筆を心がけている。
趣味は植物を育てることとアウトドア。好きが高じて、学生時代にキャンプ場でアルバイトをしていた。同時期に始めた登山は15年以上続けているが、現在は育児中のためハードな登山は自粛し、子連れハイキングを楽しんでいる。