3. 【70歳代夫婦】遺産は子供に残さない派も23.4%
70歳代にもなると、自分亡き後、資産をどうするかにも意識が向く人もいるでしょう。同調査では「資産についての考え方」についての設問があります。70歳代の回答を見てみましょう。
3.1 遺産についての考え方
- 老後の世話をしてくれるか、家業を継ぐか等に関わらずこどもに財産を残してやりたい:30.6%
- こどもはいるが、自分たちの人生を楽しみたいので、財産を使い切りたい:23.4%
- 老後の世話をしてくれるならば、こどもに財産を残してやりたい:13.8%
30.6%が、老後の世話や家業の承継に関わらず、わが子に財産を残したいと考える一方で、自分たちの人生を楽しむために財産を使い切りたいと考える人も23.4%。
老後の資産のとらえ方は、世帯の価値観によって大きく異なることがうかがえます。
ライフスタイルや世帯の形が多様化する中で、老後の生活設計で基盤となるのはやはり公的年金でしょう。
次では厚生労働省の一次資料をもとに、今のシニア世代がどの程度年金(厚生年金・国民年金)を受け取れているかを見ていきます。