4. 【2025年度最新】女性の年金額《ライフコースでどう変わる?》3つの年金パターンを見る
働き方や男女の役割が変化するこんにち。厚生労働省は2025年度の年金額改定内容の公表時に、「多様なライフコースに応じた年金額」として、男女別にいくつかの年金例を提示しています。
女性については「厚生年金期間中心」「国民年金(第1号被保険者)期間中心」「国民年金(第3号被保険者)期間中心」の3パターンで年金例を紹介していますので、見てみましょう。
4.1 パターンA:女性・厚生年金期間中心
年金月額:13万2117円
- 平均厚生年金期間:33.4年
- 平均収入:35万6000円
- 基礎年金:7万566円
- 厚生年金:6万1551円
4.2 パターンB:女性・国民年金(第1号被保険者)期間中心
年金月額:6万636円
- 平均厚生年金期間:6.5年
- 平均収入:25万1000円
- 基礎年金:5万2151円
- 厚生年金:8485円
4.3 パターンC:女性・国民年金(第3号被保険者)期間中心
年金月額:7万6810円
- 平均厚生年金期間:6.7年
- 平均収入:26万3000円
- 基礎年金:6万7754円
- 厚生年金:9056円
この年金額例では、厚生年金加入期間が長く、収入が高いほど年金額が増加していることがわかります。
将来受け取る年金水準を大きく左右するのは、「国民年金と厚生年金のどちらが中心だったか」という点だということも見て取れます。
ご自身の年金加入状況に一番近いものはどれでしょうか。