2. 貯蓄が全くない世帯も少なくない

同調査を見ると、「全く金融資産がない」と答えた世帯も一定数存在しています。世代別における金融資産がゼロの世帯の割合は下記の通りです。

  • 20歳代:22.8%
  • 30歳代:24.5%
  • 40歳代:25.7%
  • 50歳代:29.2%
  • 60歳代:20.5%
  • 70歳代:20.8%

どの世帯も20~30%ほどの割合で金融資産を持っていない結果となっており、貯蓄ゼロという状況は誰にでも起こりえることだといえます。

とはいえ、急な出費やケガ・病気のリスクなどに備えるためには、日頃から計画的に貯蓄に取り組むことが大切です。次の章で、今から取り組める貯蓄の始め方を紹介していきましょう。

3. 今からでも遅くない貯蓄の始め方

「今年度は貯蓄を頑張るぞ!」と決めていても、「何から始めたらいいのか分からない」という方も少なくありません。

今から計画的に貯蓄に取り組むためには、以下の3つのステップを参考にしてみましょう。

3.1 (1)まずは家計の収支を把握する

貯蓄に取り組むときに最も大切なのが、自分の家計の収支を正しく把握することです。

毎月の収入はおよそ把握していても、「どれくらいお金が出ていっているのか」という支出をきちんと把握している人はそう多くありません。

まずは家計簿をつけて、毎月のお金の流れを正しく理解しましょう。

最近では、銀行口座やクレジットカードと連動して家計簿をつけられるアプリなどもありますので、そういったサービスを活用することもおすすめです。