職場の人間関係の大切さを知ろう!困ったときの対処方法とは?

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はじめに

ビジネスパーソンとして成功するためには、人間関係を円満に保つことも重要になります。職場の人間関係に苦労しているという人はたくさんいますが、どのようにして対処していくのが良いのでしょうか。良好な人間関係を築く大切さを理解するとともに、状況に応じた対策について考えてみましょう。

目次

1. 職場の人間関係はなぜ重要なのか
2. 職場の人間関係を悪くしてしまう要因
3. 面倒な人間関係の対処方法
4. 人間関係を良好にするための工夫
5. 人間関係は割り切って考えるのも肝心
6. 人間関係で疲れたときの対処方法
7. 人間関係の問題を解決する最後の手段

1. 職場の人間関係はなぜ重要なのか

職場の人間関係は良いに越したことはありません。仕事をする上で良好な人間関係は、どのようなメリットをもたらすのでしょうか。

仕事に対するモチベーションが上がる

職場での人間関係が良好だと、自然と仕事以外の話題についても言葉を交わすようになるなど、職場のメンバー同士がコミュニケーションを取る機会に恵まれることになります。そうなると、仕事上のやりとりが非常にスムーズにいくようになります。

意思の疎通がしやすい、働きやすい環境が作られていくことで、企業としての目標を互いに共有し、いかにして事業をうまく進めていくかを、職場のメンバーひとりひとりが本気で考えるとことができれば、仕事に対するモチベーションも自然と上がることになるのではないでしょうか。

ライバルとお互いを高めあう関係になることができる

仕事においては、持ちつ持たれつの関係だけではなく、ライバルが登場することもあります。しかし、人間関係が良好な職場においては、単純に相手を蹴落とせばよいというような殺伐とした競争心ではなく、お互いを尊重しつつ切磋琢磨するという、お互いを高めあうような関係になることが期待できます。

キャリアアップに役立つ

職場内でのコミュニケーションが活発であるということは、上司や同僚、部下といった人たちに、自分のことを良く知ってもらう機会が多いということでもあります。頻繁にコミュニケーションをとる中で、上司から良い人材だと認めてもらい、同僚や部下からも人望のある人だと考えてもらえるようになれば、抜擢される機会も増えるかもしれません。

また、転職を考えた時、過去の職場で良好な人間関係を保つことができていれば、元上司や元同僚に有益な情報を貰えることもあるのではないでしょうか。

相談やストレス解消もできる

職場内の人間関係が良好な場合、困ったときは、上司や同僚に相談相手になってもらうことが期待できます。疲れたときには、一緒に飲みに行くなどの気晴らしに付き合ってもらうこともできるでしょう。同じ職場で仕事をしていることで、共感を得られる話題も多く、楽しいひとときを過ごすことができるのではないでしょうか。

2. 職場の人間関係を悪くしてしまう要因

では、職場において、人間関係が悪くなってしまうとどういうことが起こるのでしょうか?

社会情勢や労働環境といったところもありますが、人間関係が悪いとされる職場では、周囲にストレスを与える言動をするメンバーが原因となっていることも多いようです。以下に、具体的な例を挙げてみます。

  • ちょうど忙しそうなメンバーに、今でなくてもよいことを話しかける。
  • 真剣な議論中にもかかわらず、横やりを入れる。
  • 感情を抑えられずにわがままな言動や行動をする。
  • 会社のお客様に対して、失礼な態度をとる。
  • 他のメンバーに対して、あからさまな敵対心を見せる。
  • 陰口を言うことや、人のあら探しが好き。

どうでしょう?知らず知らずのうちに、このような行動をとってはいないでしょうか?また、このような行動をしているメンバーがあなたの職場にいないでしょうか?

職場の人間関係でストレスを感じるようになると、お互いを尊重するという心の余裕がだんだんと失われてゆくことになります。中には、心の余裕のなさが、攻撃的な態度や陰湿な陰口など、周囲にストレスを与える言動となって表れる人もでてくるでしょう。

職場の人間関係に問題がある多くは、このようなコミュニケーションの悪循環が、状況を悪化させてしまうということが起こっているのです。

3. 面倒な人間関係の対処方法

では、人間関係があまりよくない職場においては、どのようにふるまっていけばよいのでしょうか?以下に面倒な人間関係の対処方法について、まとめてみました。

面倒な人との接点は極力減らす。

どの職場にも、悪口や陰口が好きな人がいるものです。なかには、上司という立場を利用して、部下をけなすことしかしないという人もいるでしょう。そのような人がいる場合、仕事のやりとりは仕方ないとしても、あとは必要最低限のコミュニケーションのみにとどめておくのが得策ではないでしょうか。

付き合いやすい人とグループになる。

職場に友人がいるという状況は、非常に心強いことですが、常に気を遣っていないといけないような相手では、逆にストレスになります。職場内でグループを作るのであれば、価値観の合う、付き合いやすい人を選ぶようにしたほうがよいでしょう。

一人の時間を確保する。

特に価値観が合う人もいない、職場の人たちとの付き合いには大なり小なりストレスを感じるということであれば、できるだけ一人の時間を確保するというのもひとつの方法でしょう。仕事の上で必要な付き合いに留めておけば、面倒な人間関係に悩まされることも少なくなるでしょう。

4. 人間関係を良好にするための工夫

とはいえ、人間関係が悪いところにずっと身を置いておくというのも、あまり気持ちが良いものではありません。可能であれば、少しでも良好な人間関係を作り上げる努力をしてみるのはいかがでしょうか。

自分に対して好意的ではない雰囲気が感じられる場合

まずは、自分を受け入れてもらえるようにしてみましょう。

例えば挨拶。相手に声をかけられたときぐらいしか挨拶をしていない、ということであれば、今度は自分から積極的に挨拶をしてみるようにするのです。朝会った時は快活に「おはようございます。」と声をかけ、終業時は「お疲れ様でした。」と、相手の目を見て気遣いの言葉をかける、ということをするだけでも、相手に与える印象はずいぶんと変わるものです。

また、タイミングも大切です。職場で仕事中のメンバーに用事があるときは、一呼吸おいて、相手の状況をさりげなくうかがってから声をかけるようにしましょう。緊急事態であれば仕方がないですが、そうでなければ、相手が忙しそうだと感じるときは避けて用件を伝える、という気遣いをするだけでも、相手のイライラの種をひとつ減らすことができます。

自分自身が職場の雰囲気になじめていないと感じる場合

職場に苦手な人がいるなどの理由で、自分自身が職場に対して避けるような気持ちを持っているときは、考え方を少し変えてみるとよいかもしれません。

まずは、職場のメンバーは皆「基本的には良い人だ」とポジティブにとらえてみましょう。その上で、周囲の人の良いところを意識して探してみるのです。良いところがわかれば、少々苦手な人でも、自ら歩み寄ってみようという気持ちが多少は生まれるのではないでしょうか。

単純にコミュニケーションを取る機会がなくて互いに理解できていなかったということもあるかもしれません。せっかく縁あって一緒に働くことになったのですから、できるだけ信頼関係を築く機会を作り出していきましょう。

5. 人間関係は割り切って考えるのも肝心

ただ、いくら努力しても、なかなか良好な人間関係を築き上げるのが難しいというときもあります。人間関係を改善しようとアクションを起こしてみたけれどなかなかうまくいかない、というときには、「あくまで職場は仕事をする場所なのだから、良好な人間関係を築くために無理をする必要はない」と、割り切って考えることも大切です。

そもそも、いつでも悩みを相談できるような関係を職場にいる全員と築き上げるのは容易なことではありません。人間関係の良い職場には、性格のよい人や穏やかな人、他人と無駄に争うことのない精神のバランスがとれた人が集まるという、ある種の運の良さもあるからです。

工夫はしてみたが、理想通りにはいかなかったというときは、「人間関係を適度に悪くないレベルに保つのもまた仕事だ」と考えて、適切なスタンスで人付き合いをしていけばいいのです。苦手な人や面倒な人、気が合わない人とは表面上の付き合いに留めておき、仕事上、必要なやり取り以外は極力関わらないようにしてもよいでしょう。そして、職場に仲良く付き合える人ができたというときには、その人と積極的に良好な関係を作っていけば十分、というスタンスに徹しておけば、ずいぶんと気持ちが楽になるのではないでしょうか。

6. 人間関係で疲れたときの対処方法

しかし、どんなに割り切っていても、最低限度の仕事上のやりとりの中でのトラブルが起きてしまった場合や、当たり障りなくやっていたはずが、知らず知らずに他人のいざこざに巻き込まれてしまったなど、職場の人間関係に疲れてしまうということもあります。そんなときは、なるべくひとりで抱え込まないようにしましょう。

理想的なのは、職場以外の仲間と一緒にストレス発散をすることです。社外のサークル活動に参加する、習い事をはじめるなどして、職場のことをいったん忘れるというのもよいでしょう。社外の人と一緒に過ごすことは気分転換になるだけではなく、そこでよい人間関係を築くことができれば、職場の人間関係によって疲弊した心を癒すことができるからです。そういった意味では、家族との団らんも効果的でしょう。

また、人間関係で疲れたときに、相談できる相手がいるということも大切です。親友など、じっくりと話を聞いてくれる人がいるなら思い切って自分の悩みを打ち明けて相談にのってもらってみてはどうでしょうか。全然関係のないところで働いている人に話をしてみると、自分が全く気づかなかった観点から解決策を提案してくれるということもあるかもしれません。

7. 人間関係の問題を解決する最後の手段

職場での付き合いを最小限にとどめる、社外で良好な人間関係を築く、気分転換を図るといったことをしていても、乗り切ることができないほど職場の人間関係が悪化してしまうこともあります。そんなときは、思い切って職場を離れることを考えてみてもよいかもしれません。というのも、職場の人間関係が既に悪くなってしまっている状況で改善を目指すのは容易なことではなく、本格的に改善したいと考えるならば、長期的に取り組んでいく覚悟が必要になるからです。

しかし、職場の人間関係悪化の原因が「もともと悪口や陰口が横行している職場だった。」「上司自身に改善しようという態度が見られない。」というように、深い部分にあるような場合、無理に対応をしようとしてみたところで、努力が報われるという保証はありません。職場の人間関係の改善を目指すよりも、自分の過ごしやすい環境が整っている職場を探すほうがはやいということも、往々にしてあるのです。

ただ、何処に行くにしても、「転職した会社も人間関係が悪かったら?」という心配は付きまといます。そんなときは、転職エージェントの活用もひとつの手かもしれません。転職エージェントなら、転職の理由が人間関係であることを説明し、「雰囲気が良い会社」「人間関係が良い会社」が希望と伝えておけば、その条件に合った会社を紹介してもらうことができるからです。また、企業によっては採用内定前に職場見学をさせてくれるところもあります。短い時間ですから、なかなか難しいかもしれませんが、自分の目で、良好な人間関係を作れそうな人たちが集まっているかを確認した上で、転職をするという方法もよいのではないでしょうか。

おわりに

職場の人間関係を良好に保つことは、仕事をしていく上で大切なことといえます。しかし、改善には、自分から何らかのアクションを起こしていくことになりますが、人間関係悪化の原因によっては、その努力が報われないことも十分に考えられます。そんなときは、転職を視野に入れてみるのもひとつの手段かもしれませんよ。

LIMO編集部

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LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に構成されています。国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報ををわかりやすくお届けします。