7. 老後の備えは順調?
かつて話題になった「老後2000万円問題」などを皮切りに、老後資金に関心を持つ人は増えています。
2000万円などの目標に向かい、実際に準備を始めている人も少なくないでしょう。
一方で、現金の価値やライフプランなどは常に変動するものなので、目標が最適かどうかは定期的に振り返りが必要です。
そもそもの目標設定も「何となく」の数値になっていないか、この機会に見直してみましょう。
例えば、本記事では平均的な年金額をご紹介しましたが、実際には大きな個人差があるものです。
多様なライフコースに応じた年金額の例
出所:厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
将来受け取る年金水準を大きく左右するのは、「国民年金と厚生年金のどちらが中心だったか」「どれほどの収入を得ていたいか」などです。
まずはねんきんネットなどで年金の見込額を確認し、さらに退職金やリタイヤ予定なども加味した上で、「入ってくるお金」「出ていくお金」のバランスを考えてみましょう。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金の繰上げ受給」
- 日本年金機構「年金の繰下げ受給」
- 厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」
太田 彩子