新生活がはじまり、新たに働き始めたり、働く時間を昨年度より増やしたりという方もいるでしょう。

忙しい日々の中では、何かとお金も使いがちに。もちろん必要な「使うべきお金」もありますが、収入が増えるとついつい不要な支出が増えてしまうものです。

まずは新たな生活が軌道にのることが大切ですが、もう少しでゴールデンウィークですから、これを機に一度家計収支について考えてみるといいでしょう。

今回は共働きで子ども1~2人の家庭の「平均的な年収・貯蓄・負債」と、お金を貯めるためにやるといいことをご紹介します。

1. 共働き世帯の収入はどれくらい?貯蓄額と負債額もあわせてチェック

総務省の公表している「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-」を参考に、共働き世帯の収入、貯蓄額、負債額をチェックします。

共働きかつ子どもが1人いる世帯は、以下のような結果でした。

  • 世帯主の年齢:45.8歳
  • 持ち家率:81.4%
  • 年間収入:869万円
  • 貯蓄:1364万円
  • 負債:1376万円

一方で、共働きかつ子どもが2人いる世帯は、以下のとおりです。

  • 世帯主の年齢:43.7歳
  • 持ち家率:89.8%
  • 年間収入:835万円
  • 貯蓄:1248万円
  • 負債:1655万円

平均的な年間収入は800万円台。

子どもが2人いる共働き世帯のほうがやや貯蓄が少ないですが1200~1300万円ほど。また、負債額は子どもが2人の世帯の方が多いことがわかります。

平均年齢が40歳代となっており、実際には家庭差があるでしょう。