2. 2025年度の年金生活者支援金は2.7%引き上げられる予定

2025年度の年金生活者支援給付金は、2024年度から2.7%の引上げとなる予定です(基礎年金と厚生年金は1.9%の引上げ)。2025年6月振込分より、改定された年金と年金生活者支援給付金が支給されます。

なお、新たに老齢年金を受給する方が年金生活者支援給付金の支給対象である場合、65歳になる3カ月前に「年金請求書(事前給付用)」と「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」を年金事務所へ送付する必要があります。

3. できるだけ長く働くメリットとは

年金生活者支援給付金を受給しており、生活にゆとりを感じられないという方は、働いて収入を得る選択肢がないか考えてみましょう。

年金と年金生活者支援給付金の受給に加えて、勤労による収入を得られれば、生活にゆとりが生まれます。昨今は65歳以上でも働く方が増えているため、心身に無理のない範囲で働くことは、有用な選択肢です。

無理のないペースで働くことで、規則正しい生活リズムや日々の活動が保たれ、健康面にもよい影響を与えるでしょう。職場の人とのコミュニティを形成し、社会との接点を維持することにより、人間関係を充実できる可能性もあります。

体力や認知機能を維持して健康促進につながれば、医療費や介護費を軽減できます。つまり、長く働くことは経済面でも健康面でも、メリットをもたらすのです。