受給できる公的年金をできるだけ増やせば、老後生活の経済的不安を軽減できます。保険料を納めるのは当然として、可能な範囲で繰下げ受給を選択することにより、受け取れる年金額を増やせます。

繰下げ受給を選択するためには、できるだけ長く働いたり資産を取り崩したりして、年金を受給するまでの生活費をカバーしなければなりません。

今回は、公的年金額の目安や繰下げ受給をするメリットなどを解説します。

1. 国民年金の受給額を年齢別に確認

国民年金は、公的年金制度の一階部分にあたる基礎年金です。まずは、1歳刻みで国民年金の平均受給額を見ていきましょう。

1.1 60歳代

  • 60歳:4万3638円
  • 61歳:4万4663円
  • 62歳:4万3477円
  • 63歳:4万5035円
  • 64歳:4万6053円
  • 65歳:5万9599円
  • 66歳:5万9510円
  • 67歳:5万9475円
  • 68歳:5万9194円
  • 69歳:5万8972円