4月分から増額となる公的年金。
4月15日は年金支給日ですが、増額される2025年4月分&5月分の年金が支給されるのは6月になります。
年金は2カ月に一度の支給ですから、その期間どのように使うかが大切になりますよね。
公的年金の受給額は、人によって差があります。
今回は公的年金に視点をあてて、その受給額や月20万円以上支給される人の割合もみていきましょう。
また増額となった年金が「自分はいつ振り込まれるのか」気になる方も多いと思いますので、年金額改定された振込額が記載される年金振込通知書が送付される時期も確認します。
1. 公的年金制度とは
日本の公的年金制度は「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」の2階建て構造になっています。それぞれの基本を整理しましょう。
1.1 国民年金(1階部分)
- 加入対象:日本に住む20歳以上から60歳未満の全ての人が原則加入
- 年金保険料:全員一律
- 老後の受給額:40年間欠かさず納めれば満額
1.2 厚生年金(2階部分)
- 加入対象:会社員や公務員、またパート・アルバイトで特定適用事業所に働き一定要件を満たした方が、国民年金に上乗せで加入
- 年金保険料:収入に応じて決まり、給与からの天引きで納付
- 老後の受給額:加入期間や納めた保険料により個人差あり
次では、それぞれの平均年金月額を、厚生労働省の一次資料をもとに見ていきます。