2. 収入から貯蓄に回す割合は平均12%
50歳代・2人以上世帯では、収入からどのくらい貯蓄に回しているのでしょうか。J-FRECの同調査によると、収入の一部を貯蓄に回している世帯は45.8%と半数以下にとどまり、54.2%の世帯は貯蓄への振り分けをしていないという結果でした。
収入の一部を貯蓄に回している世帯のうち、金融資産に振り分けている金額の割合は、収入の12%が平均となっています。一般的に、貯蓄額は収入の20%程度が目安とされていることから、貯蓄があまり進んでいないことがわかります。
では、収入から貯蓄への振り分け割合を見てみましょう。
最も多いのが「5〜10%未満」で24.4%、次いで多いのが「10〜15%未満」で19.3%となっています。
同じ50歳代でも、後半になり教育費や住宅ローンの返済などの出費が落ち着いてきた段階で、貯蓄に回せる金額をいかに増やせるかがカギとなるでしょう。