厚生労働省の「令和4年簡易生命表」によると、女性の平均寿命は87.09歳。一方で、女性の健康寿命は75.45歳となっています。
健康寿命の定義は「日常生活に制限がない期間の平均」のこと。健康寿命と平均寿命の差は、介護期間の長さとなり、経済的な不安に繋がります。
多くの現役世代が気になる「老後資金はどの程度必要か」は、物価高騰が続くこんにち、その見通しは立ちにくいですね。早い段階から長期的な資産形成を進めていけるのが理想的と言えるでしょう。
そこで知っておきたいのが、老後の確実な収入源となる「公的年金」についてです。今回は、公的年金制度の基本に触れたあと、今のシニア女性がどの程度公的年金を受け取れているか、厚生労働省の最新資料をもとに見ていきます。