【新NISAシミュレーション】50歳から65歳まで「毎月5万円」を積立投資！15年後の資産はいくらになる？運用利回り別に一覧で確認！「みんなの積立平均額」は月額6万2361円　制度刷新が積極的な資産形成を後押し？

4. 【積立額別】50歳から65歳までに「2000万円」を作りたい場合は？

老後資金の必要額は家庭によって異なりますが、仮に2000万円を用意する場合、50歳から65歳までの15年間で毎月どれほど積み立てる必要があるかシミュレーションしてみます。

ここでは、年利3％の投資信託を運用したケースをもとにした結果を紹介します。

【新NISA】積立金額別「想定利回り3％」積立投資シミュレーション結果

出所：金融庁「つみたてシミュレーター」をもとにLIMO編集部作成

毎月の積立金額：資産評価額

※想定利回り：年3％

シミュレーションによると、年利3％で15年間運用した場合、毎月約9万円を積み立てれば「2000万円以上」の資産形成が可能と分かりました。

ただし、毎月9万円という額は決して小さくなく、加えて利回りも確実ではないため、想定通りの成果が得られないリスクもあります。

老後資金づくりにおいては、早期に積み立てを始めることが非常に重要です。

20歳代や30歳代から積立を始めるのは早すぎることはなく、むしろ有利です。

例えば、年利3％で30歳から65歳までの35年間積み立てた場合、2000万円の資産を目指すには月々約2万7000円の積立で済みます。

このように、積立期間を長くとることで、毎月の負担を軽減しながら効率的に資産を増やすことが可能となるでしょう。

ここまで、NISAについて詳しく解説してきました。運用を始めたばかりの方も、すでに取り組んでいる方も、今一度基本的な考え方を振り返るきっかけになればと思います。

これからの運用において大事なポイントが、「長期・積立・分散」の視点になります。よく耳にする言葉ではありますが、相場が不安定な時ほど、その大切さを見落としがちです。

むしろ、こうした難しい局面だからこそ、基本に立ち返ることが重要です。自身の資産運用の状況を確認するときや今後の運用について考えるタイミングで、ぜひ意識してみてください。