1. ひとりの老後「月の生活費」は平均いくら?厚生年金と国民年金の平均年金月額も紹介
おひとりさまの「老後の月の生活費」はどれくらいなのでしょうか?
想像しているだけではわかりにくいので、データをもとに老後の生活費を確認していきます。
また、老後の主な収入源となる年金の平均受給額もあわせて紹介します。
1.1 【最新】おひとりさまの月の収入と支出
総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」によると、おひとりさまの1ヶ月の支出は、65歳以上の人で16万1933円(非消費支出含む)です。
支出が多いと感じるかどうかは人によって異なりますが、実収入が13万4116円であることを考えると、普通に生活していたら毎月赤字になってしまうかもしれません。
仮に、毎月3万円の赤字だとすると、25年間で900万円ほど足りなくなる計算です。
1.2 厚生年金と国民年金の平均受給額は?
ここで、老後の主な収入源である厚生年金と国民年金の受給額を確認してみます。
厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」厚生年金の平均受給額(月額)は、以下の表のとおりです。
- 〈全体〉平均年金月額:14万6429円
- 〈男性〉平均年金月額:16万6606円
- 〈女性〉平均年金月額:10万7200円
男性と女性では6万円ほどの差があるため、受給額については自分で確認する必要があります。
また、国民年金の平均受給額(月額)は、以下のような結果となりました。
- 〈全体〉平均年金月額:5万7584円
- 〈男性〉平均年金月額:5万9965円
- 〈女性〉平均年金月額:5万5777円
こちらは厚生年金とは異なり、男女差がほとんどありません。
いずれにしても、加入期間や収入によって年金受給額は異なることを覚えておきましょう。