【ひとりの老後】月の生活費・年金月額・貯金額は平均でいくらか
4月分から厚生年金と国民年金は1.9%増えるも実質目減り
Pixel-Shot/shutterstock.com
毎年度改定となる公的年金。4月分から厚生年金と国民年金は1.9%増額となります。
ただし、2025年度の物価変動率は2.7%でした。
公的年金は物価変動率や名目手取り賃金変動率に応じて改定されますが、物価変動率が名目手取り賃金変動率を上回る場合は、名目手取り賃金変動率(今年度は2.3%)を用いて改定されます。
さらに▲0.4%のマクロ経済スライドの調整が入り、増額は1.9%へ。つまり、実質的に目減りなのです。
一方で、この4月も多くの飲食料品が値上げとなっており、物価高はおさまりません。
現役世代が老後を迎えたときに物価高が起こる可能性もありますが、現状では公的年金でカバーするのは難しいでしょう。このような社会情勢による変化にも、自身で対応していくことになります。
一人暮らしの方はより老後対策の必要性が高まります。今回は現代シニアの平均的なお金事情を見ていきましょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)