3. 65歳以上の暮らしはどうなの?心配なら資産運用も検討しよう
おひとりさまの生活費や年金受給額がわかりましたが、実際65歳以上の人は自らの暮らしをどのように捉えているのでしょうか。
以下で詳しく見ていきましょう。
また、経済的な不安を感じたくない人のために、おすすめの資産運用も紹介します。
3.1 経済的な暮らしに心配ないと回答したのは68.5%
厚生労働省「令和6年版高齢社会白書」によると、現在の暮らしについて、65歳以上で経済的な心配はないと回答した人は68.5%いることがわかりました。
68.5%は多いように感じるかもしれませんが、見方を変えると約3割の人が家計にゆとりがなく、経済的に心配があるということです。
今、老後を穏やかに暮らしたいと思っていても、3割の人は金銭面で不安を抱える場合も考えられます。
3.2 検討したい資産運用
経済面で不安を感じたくないという人は、早くから預貯金だけでなく以下の資産運用を検討するのもいいでしょう。
- 投資信託
- 株式投資
投資にはリスクがありますが、一方で効率的に貯蓄を増やすことも可能です。NISAやiDeCoなど税制優遇措置を受けられる制度を活用するのも選択肢の一つでしょう。
株式投資についてはリスクが高いため、中級者および上級者向けです。まずは自身のリスク許容度を把握するなどしてから検討しましょう。
ただし、資産運用はあくまでも余剰資金で行うようにしましょう。
また、長く働き続けることで収入を得る期間を長くすることも可能です。
現代ではさまざまな働き方が増えていますから、情報収集をしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- J-FREC 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](2024年)」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 令和6年版 高齢社会白書「第2節 高齢期の暮らしの動向」
宮野 茉莉子