シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は回転ずし「スシロー」を運営するスシローグローバルホールディングスの2018年9月に関する月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうであったか
スシローの2018年9月の既存店売上高は対前年同月比101.8%でプラス成長となりました。また、その内訳としては、客数は同99.2%、客単価は102.6%と、客数はマイナス成長であるものの、客単価の上昇により既存店売上高はプラス成長となりました。
今期の既存店売上高の振り返り
さて、9月で同社の決算は通期を終えますが、この1年間はどのような既存店売上高の推移であったのでしょうか。まとめてみましょう。
既存店売上高は2017年10月こそ対前年同月比で97.9%とマイナス成長となりましたが、その後はいずれの月も100%を超え、堅調な1年となったといえるでしょう。
その内訳としては、客単価が1年を通じて100%を超えていました。また、客数は、2017年10月、12月、2018年2月、9月こそ100%を割れていましたが、それら以外は100%を超えていました。
過去1年の株価動向はどうであったか
では、最後に同社の過去1年の株価動向について見ておきましょう。
過去1年の株価動向を一言でいえば、「前半は右肩上がりの株価となり、その後にレンジ内の動きとなった」といえるでしょう。1年前は3000円台で推移していた株価は6-7月にかけて7000円を目指す動きとなりました。ここまで見てきたように堅調な既存店売上高動向を見ても頷けます。
新年度もどのような計画が出てくるのか、注目です。
参考データ
青山 諭志