3. 春植え球根植物の「植え方と育て方」4つのコツ
3.1 植え付け時期と方法
春植え球根の植え付けに適した時期は3月下旬~6月です。遅霜の心配がなくなってから植え付けてください。植える深さは球根の高さの3倍が基本的な目安。球根同士の間隔は、球根の直径の2〜3倍程度のスペースを空けましょう。
3.2 土壌と肥料
日当たりと水はけのよい場所を選んで植え付けます。球根は養分を蓄えているため、土に腐葉土や堆肥を混ぜて肥沃にしておけば、肥料はそれほど必要としません。
植え付け後の追肥として、1〜2週間に1回程度液体肥料を与えるか、2か月に1回程度置き肥を施すと、生長が促進されて花数も増えるでしょう。
3.3 水やり
植え付け直後はたっぷりと水を与えます。その後は土の表面が乾いたら水やりをおこないましょう。水を与え過ぎると球根が腐ってしまう恐れがあるので、気をつけてください。
3.4 開花後の管理
咲き終わった花をそのまま放置すると、球根の栄養が無駄に消費されてしまいます。開花後は花茎を根元から切り取りましょう。
葉は光合成で栄養を作り、球根に蓄えるために必要なので、そのままにしておきます。しばらくして葉が黄色く変色して倒れてきたら、葉も切り取るとよいでしょう。
4. 植えっぱなしOKの「春植え球根植物」で夏の庭を華やかに
春に植え付けておくと、夏が訪れる頃にはつぎつぎと美しい花を咲かせてくれる春植え球根植物。寒さに強い品種は植え替えの必要もないので、初心者や忙しい方にもオススメです。
植えっぱなしにできる春植え球根植物で、夏の庭を明るく華やかに演出してみませんか。