100円ショップ運営「キャンドゥ」2018年9月既存店は前年越えも通期業績は下方修正

注目小売店月次実績シリーズ

シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は100円ショップ「Can★Do」を運営するキャンドゥの2018年9月に関する月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績はどうであったか

2018年10月10日に発表された月次売上高速報において、既存直営店の売上高は対前年同月比100.2%となり、プラス成長を確保したものの、ほぼ横ばいで着地しました。また、全店売上高は同102.3%とプラス成長となっています。

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店舗数は9月末現在で連結で1005店舗とされ、1000店舗を超える規模で運営されています。

今期の既存店売上高の振り返り

2018年11月期の既存店売上高動向は、2018年1月、2月、7月、8月が対前年同月比で100%を割れていますが、それ以外は100%を超えています。

業績下方修正の内容

同社は、10月12日に会社による連結業績予想の下方修正を行いました。

その理由としては、以下のような内容です。

  • 当第3四半期における地震、豪雨等天候不順の影響の他、第4四半期となる9月以降も生じている天候不順、地震に伴う機会損失等も想定され、当初予想売上高を下回る見込み
  • 販管費については、人件費は概ね計画どおりとなりましたが、売上高の不足に伴い、地代家賃負担の増加

結果、連結の営業利益予想を前回比で▲18%減、親会社株主に帰属する当期純利益で同▲19%減の下方修正となっています。

過去1年の株価動向は同であったのか

最後に、同社の株価推移を振り返っておきましょう。

過去1年の株価推移は、一言でいえば「レンジ内での推移」といえましょう。1700円弱から1800円台の間で推移しています。安定しているとも言えますが、株式市場からすれば株価上昇のきっかけを探しているともいえるのではないでしょうか。

今後は既存店売上高動向に加え、出店余地や実際にどの程度の店舗数の純増があるのかなどに注目が集まると見ています。

参考データ

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。