2. 会社員はいくら年金をもらえるのか
では次に、現役時代に会社員や公務員として働いた人が受け取る年金受給額を確認します。
会社員や公務員としての勤務経験がある人は、国民年金に加えて厚生年金を受給可能です。
厚生労働省年金局「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、会社員や公務員としての勤務経験がある厚生年金受給者の年金受給額(国民年金+厚生年金)の分布は以下のとおりです。
2.1 厚生年金受給者の年金受給額(国民年金+厚生年金)
年金受給額 割合
- 月額1万円未満 0.28%
- 月額1万円以上2万円未満 0.09%
- 月額2万円以上3万円未満 0.31%
- 月額3万円以上4万円未満 0.58%
- 月額4万円以上5万円未満 0.61%
- 月額5万円以上6万円未満 0.85%
- 月額6万円以上7万円未満 2.34%
- 月額7万円以上8万円未満 3.97%
- 月額8万円以上9万円未満 5.44%
- 月額9万円以上10万円未満 6.73%
- 月額10万円以上11万円未満 7.01%
- 月額11万円以上12万円未満 6.57%
- 月額12万円以上13万円未満 5.97%
- 月額13万円以上14万円未満 5.75%
- 月額14万円以上15万円未満 5.89%
- 月額15万円以上16万円未満 6.14%
- 月額16万円以上17万円未満 6.39%
- 月額17万円以上18万円未満 6.56%
- 月額18万円以上19万円未満 6.37%
- 月額19万円以上20万円未満 5.84%
- 月額20万円以上21万円未満 4.99%
- 月額21万円以上22万円未満 3.90%
- 月額22万円以上23万円未満 2.72%
- 月額23万円以上24万円未満 1.78%
- 月額24万円以上25万円未満 1.18%
- 月額25万円以上26万円未満 0.75%
- 月額26万円以上27万円未満 0.45%
- 月額27万円以上28万円未満 0.25%
- 月額28万円以上29万円未満 0.13%
- 月額29万円以上30万円未満 0.06%
- 月額30万円以上 0.09%
- 平均年金月額 14万3973円
*厚生年金保険受給権者には、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、定額部分のない報酬比例部分のみの 65 歳未満の受給権者が含まれている
平均年金受給額は月14万3973円となっています。国民年金の平均受給額は月5万7584円だったため、その差は約2,5倍です。
また、月20万円以上の年金をもらえる人も16.3%います。
なお、厚生年金は現役時代の平均年収と勤務期間によって受給額が決まります。
以下の条件で、平均年収別に年金受給額(国民年金+厚生年金)をシミュレーションしてみましょう。
- 1973年生まれ
- 25歳から65歳到達まで会社員として勤務
- 65歳から年金受取を開始
シミュレーションの結果は以下のとおりです。
2.2 平均年収ごとの目安年金受給額(額面)
平均年収 年金受給額の目安(額面)
- 200万円:月10万2000円
- 300万円:月12万円
- 400万円:月13万5000円
- 500万円:月15万4000円
- 600万円:月17万3000円
- 700万円:月18万8000円
- 800万円:月20万2000円
- 900万円:月22万3000円
平均年収300万円の人と900万円の人では、老後に受け取る年金の平均額は月10万円以上も異なります。
同じ厚生年金受給者でも受給額は異なるため、会社員や公務員の人は老後にどのくらいの年金を受け取れるのか、把握しておくことが重要です。