時間をかけて株価が10倍近くになった株を「10倍株」といいます。英語では「テンバガー」とも呼ばれます。その「10倍株」クラブを代表する銘柄・MonotaRO(モノタロウ)。モノタロウは、生産現場などで利用される間接資材の通信販売を行う企業です。同社の月次実績や過去1年の株価動向について見て行きましょう。
直近の月次実績はどうであったか
2018年10月10日に発表されたモノタロウの2018年9月の月次実績(単体)は売上高において対前年同月比+15%増と2ケタ成長を維持しました。
しかし、1月以降、対前年同月比で20%以上の成長率を達成してきた同社からすれば、その成長率は物足りなく見えるかもしれません。
ただし、同社が「9 月 30 日の出荷予定分(受注実績から約 70 百万円を想定)は、台風 24 号接近により出荷できなかったため、平成 30 年 9 月度の売上高には含めておりません(10 月売上に計上済)」とコメントとしている通り、天候による期ズレがあることは認識しておくべきといえるでしょう。
過去1年の株価動向はどうであったか
さて、最後に同社の株価動向を確認しておきましょう。
1年前は1500円付近を推移していいたことを考えれば、「10倍」とまでは言えないですが、現在の株価水準を考えるとここ1年では株価は2倍以上には上昇しています。1年の株価パフォーマンスでいえば、非常に良かったと言えます。
同社はユーザーに受け入れられ、業績を伸ばし続けている企業です。長期成長も短期の積み重ねといいます。今後も同社の月次実績には注目です。
参考データ
青山 諭志