2025年4月から後期高齢者医療保険料が引き上げられることをご存知でしょうか。
2024年度にも負担が増加しましたが、2025年度は2024年度に比べて1.6%の増加が見込まれています。
これは、高齢化社会に伴う医療費の増加を反映した措置となっていますが、2025年4月から後期高齢者医療保険料はどの程度になるのでしょうか。
本記事では、後期高齢者医療保険料の概要や、2025年度に予定されている後期高齢者医療保険料について詳しく説明します。
また、都道府県別における負担額の例についても紹介していますので、あわせて参考にしてください。
1. 75歳以上のシニアが加入する「後期高齢者医療制度」とは?
後期高齢者医療制度は、公的な医療保険の一環として、75歳以上の人と、65歳から74歳までの間で一定の障害状態にあると認定された人が対象となります。
75歳に達すると、勤めているかどうかに関わらず、それまで加入していた医療保険(国民健康保険、健康保険、共済など)から自動的に後期高齢者医療制度に切り替わります。
保険料は、住んでいる都道府県の自治体によって異なり、加入者全員が同じ額を負担する「均等割額」と、所得に応じて決まる「所得割額」の合計で決まります。