2. 4つの県の「所定内労働時間」を比較すると…
厚生労働省が公表している「都道府県別、所定内給与額、出勤日数、所定内労働時間(令和4年平均)」によると、日本で一番「所定内労働時間」が長い都道府県は、山形県です。気になる所定内労働時間の平均は、141.8時間となっています。
山形県に次いで所定内労働時間が長いのは、秋田県、福島県が同率の137時間。次いで青森県の136.8時間、岩手県の135.8時間と、東北地方の県が上位を占めています。
所定内労働時間が短い都道府県を見てみると、最も短いのは京都府の122.2時間。次いで千葉県、埼玉県、神奈川県、滋賀県、奈良県、兵庫県と、関東・関西地方の府県が並びます。
所定内労働時間が最も長い山形県と最も短い京都府では、19時間以上もの差があるのです。
3. 山形県の県内総生産は名目4兆3403億円
ここからは日本で一番「所定内労働時間」が長い山形県について紹介します。
山形県は東北地方の日本海側に位置し、宮城県、秋田県、福島県、新潟県と隣接しています。面積は9323.15平方キロメートル(参考値)で、全国47都道府県で9番目に大きな県です。
県は13市19町3村で構成されており、人口は2024年1月1日時点で102万7509人。人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- 山形市 23万8293人
- 鶴岡市 11万8692人
- 酒田市 9万5789人
経済面を見てみると、2022年度の県内総生産は名目4兆3403億円。1人当たりの県民所得は299万4000円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で一番「所定内労働時間」が長い都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2025年3月24日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 厚生労働省「都道府県別、所定内給与額、出勤日数、所定内労働時間 (令和4年平均) 」
- 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 山形県「山形県県民経済計算」
小野田 裕太